| 宝石彫刻の2000年展(2008.6/7) カメオ(浮彫り)、インタリオ(沈み彫り)は、古代ギリシャ・ローマ時代から存在する彫刻技法ですが、栄枯盛衰を繰り返す歴史の中で、常に最高位の宝飾芸術品として、時の権力者が自らの権力や栄光を表現するものとして用いてきました。 その宝石彫刻作品を一堂に集めた日本初の展覧会「カメオ展 宝石彫刻の2000年 〜アレキサンダー大王からナポレオン3世まで〜」が箱根・彫刻の森美術館で開催されます。 この催しは、世界的権威の宝飾史研究家;ダイアナ・スカリスブリック女史を筆頭に、世界のカメオ研究の第一人者たちの検証により、カメオ・インタリオを通し、人類が生み出した2000年にわたる美の世界を表現する内容となっています。 特別協力として「アルビオンアート」も名を連ねており、こういう催事には同社の協力が不可欠になっています。 ![]() |
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| 「その時世界が動いた」に登場する御木本幸吉翁(5/18) 今年は御木本幸吉生誕150年を迎え、ミキモト本店を中心に、さまざまなイベントが組まれていますが、そのひとつとして、NHKが5月28日 (水) 22:00〜22:43、「養殖真珠 宝石界に革命を起こす〜女性を輝かせた男・御木本幸吉〜」を放送します。 幸吉翁も、いまの日本の真珠業界の現状をみれば、さぞや嘆かれることが多いのではないかと想像しますが(ミキモト本体に対しても?)、業界としては、これを、いまいちど幸吉翁の原点に立ち返り、見直すきっかけにしたいものです。 とくに、品質に関する幸吉翁の取組みに、学ばなければいけないことが多くあるのではないかと思います。品質管理されない養殖真珠には、宝飾品に求められる「美しさと希少性」という絶対条件が認められなくなるからです。 ![]() |
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| 純金1キロを使ったミッキーが当る!(5/5) 本日は「こどもの日」ですから、こんな情報を。 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ製作のライブアクション作品「ナショナル・トレジャー2/リンカーン暗殺者の日記」DVD&ブルーレイディスクの発売を記念し、ライブアクション映画の撮影には欠かせない“カチンコ”を持ったミッキーマウスを、本作品の重要なモチーフである「黄金」で製作したミッキーマウス像(純金製1kg)”が抽選であたります(製作は田中貴金属)。 モバイルサイトから、クイズに答えて応募し、黄金のミッキーマウス像の獲得にエントリーすることができます。詳細はコチラ 本日の金価格が3,000円/gですから、材料代だけで約300万円、プレミアムがついて○○万円相当です! ![]() |
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| 2008日本ジュエリーアート展大賞決定(5/1) 応募総数1,216のなかから、2008年のジュエリーアート大賞に、彦野 愛氏の右の作品が選ばれました。 素材は布で、ジャガード織を使い、海洋生物を思わせるカラフルなデコレーションが作り上げられています。 彦野氏は、テキスタイル作家で、この作品の造形では、かなり高度な技術が駆使されているようです。 この作品をどう評するかは色々でしょう。ただ、ひとつ聞いておきたいのは、これを選んだ選者の方々のコメントですが、一向にそれは聞こえてきません。どこを、どう捉え、評価したのかを、選者一人一人の方々の見方として、是非聞いてみたいものです。 それと、この作品を実際身に付けたとき、どんな風になるのかも是非見せて欲しいと思います。 ![]() |
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| 豪華さから贅沢な機能へ(4/26) 高級時計のデザイン動向を見るうえで欠かせない「バーゼルワールド2008」と「国際高級見本市」が4月上旬開かれ、終了しました。 いくつかのレポートをみると、ダイヤモンドをベゼルに敷きつめるといった表面的豪華さから、機能面の贅沢さに重点を置いた開発に、トレンドの大きな流れが移ってきているようです。 代表的な機能のひとつが、重力で起こる誤差を軽減する装置「トゥールビヨン」の搭載で、右写真のコンコルドはそれを外に出して、オブジェのようなデザインに仕上げています。 他にも、この「トゥールビヨン」を搭載した時計がいくつか出品しており、まさにこれが新しいムーブメントです。 この「トゥールビヨン」は、機械式時計の最上機能のひとつで、時計をひとつの宇宙体として完結させようとする、究極の補助機能ともいえるものです。詩的に表現すれば、人の手を離れて時は自らの時を刻む、とでも言えばいいのでしょうか。 ![]() |
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| 朝日新聞に出た「お詫びとお知らせ」(4/22) 今朝の朝日朝刊に、右の「お詫びとお知らせ」広告がでました。内容は読まれたとおりです。 これはしかし、なかなか辛い広告です。どういう経緯で出さざるをえなくなったのかわかりませんが、ジュエリーの場合、「原産地表示」をするとなると、ヨーロッパのかなりのブランドが右のようなことになるかもしれないからです。 このことが、消費者にどういうイメージとして受け止められるのか、それはブランド・イメージを傷つけることになるのか。 その前に、そもそもジュエリーの場合原産地表示をすべきものなのかどうか。 業界として、きちんと取組まなければならないテーマです。 ![]() |
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| 晴海通りに出現した垂れ幕(4/18) 東京・銀座4丁目を走る晴海通りに建つ天賞堂本店。その側面に4月16日、巨大な垂れ幕が架かりました。 これがそれですが、わたしも関係している「7人のジュエリーデザイナー展」の告知用垂れ幕です。 7人の顔写真と作品がレイアウトされ、晴海通りを行き交う人に訴えかけています。 天賞堂の周囲は、例の外資ブランドショップが立ち並び、生半可な告知ではお客の目に止まりません。そういうこともあってのこの大きさですが、なかなかインパクトのある垂れ幕になったと思います。 4月25日までやっていますので、ぜひご覧になってみてください。 ![]() |
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| 「開発した人工宝石、2億500万カラット」(4/9) こういうタイトルの特集記事が、朝日新聞4/7夕刊に掲載されました。京セラ・クレサンベールの商品事業部責任者、中野勇二氏を取り上げ、「凄腕つとめにん」として紹介しています。 この記事にはしかし、何箇所か誤りがあります。 まずこの2億500万カラットですが、もしこれだけの重量のクレサンベールが市場に出ていたら、世界の宝石市場はとっくにひっくり返っています。これだけ作ったが、京セラの金庫に売れないで残っています、というのならわかりますが。それとも、ナチュラルの宝石とゴッチャになって、流通しているとでもいうのでしょうか。 それと、京セラ宝飾事業の売上高を約100億と記していますが、京セラ宝飾事業部のほとんどの売上はナチュラルではないでしょうか。 さらに、周辺情報として補足のコメントを東京Jコレクションの與安氏に求めていますが、氏は「最近は必ずしも天然有利ではない」と言っているようです。しかし、わたしの認識では、世界市場ではますます天然で、希少で、美しいものへの傾斜が加速していると思います。 一般紙ですから、専門分野がわからないのはしょうがないのですが、あまりにピント外れなので、指摘しておきます。 ![]() |
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| 重要なのは真似のできないオリジナリティ(4/4) 経済のグローバリゼーションと言いますが、もっともグローバライズしているのは消費者自身です。とくにジュエリーの場合は、それがどこの国で作られたものであろうと、いいものはいいし、好きなものは好きだし、嫌いなものは嫌いということになります。消費者にとって、ジュエリーの国籍なんて関係ありません。日本の消費者がそうですし、欧米や東アジアの、情報と交通が開かれた国々の消費者はみな同じです。 そういう消費者に、歴史も伝統も浅い日本のジュエリーが認められるには、何が必要なのか。 ブランド論をぶつ企画会社や、日本の伝統技術にヒントを求めるクリエーター、さらにはまた共同で地金開発をして何やらモノ作りを始めたなどといった話など、さまざまな模索が続いています。 それらがムダだとは言いませんが、原点は当然モノ自体にあるはずです。そのモノが、魅力ある、オリジナルで、美しいモノか、どうか。 どういう状況であろうと、そこを絶えず基点として見ていけば、方向を見失うことはないはずです。「真似の出来ない、美しいオリジナルよ、出でよ!」です。右はその代表例のひとつ。 彦根美代氏の作品より。 |
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| 巻き返しなるか、デビアスの新店舗(3/31) その奇妙な外観が評判になって、さまざまなメディアで取り上げられているデビアスの新店舗ですが、商売としてはたして成功するのかどうか。 実際の数字はわかりませんが、百貨店へのテナント出店によるこの数年の実績は良くなかったようで、いわばこの新ビル建設による初の路面展開は、腹を据えた起死回生の最終決戦ともいえるものかもしれません。 外資ブランドは、どこもそうですが、ともかく奇を衒ったビルの外観を好みます。このデビアスのビルは、光井純&アソシエイツによるもので、光井純氏は、日本橋三井タワーなども手掛けた気鋭の建築家だそうです。 中国や日本のビルの多くがそうであるように、四角四面のビルに看板だけでっかく貼り出した品のない建物より、こういうビルの方がよっぽどいいことは間違いありませんが、それにしてもこのビルの奇妙さは尋常ではありません。 今後のデビアスの行く末が、このビルのように曲がりくねった歩みにならないよう願うばかりです。 ![]() |
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| どうやって作ったのかわからないジュエリーの魅力(つづき)(3/26) この作品も、はたしてどうやって作るのか、わからないジュエリーのひとつです。 木の葉の葉脈のディテールが克明に表現されているこのブローチは、三木 稔氏の作品。 これら、氏の作品も含めた7人の作品展が、下記の日時に開催されます。 ご招待状をお送りします。 ご希望の方はコチラまで、お名前、ご住所、電話番号をご記入の上お申し込みください。 ●場所:東京・銀座、天賞堂1F(Tel.03-3561-0021) ●期間:平成20年4月16日(水)〜4月25日(金) |
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| 最新切削機が好評(3/8) ワックス切削機のトップメーカー、ローランド社から聞いた話ですが、日本ではまだ発売していない最新の切削機が、ヨーロッパでは好調に受注を重ね、生産が追いつかない状況にあるとのこと(右の写真はその前のバージョン)。 さらに驚いたのは、どういうところが主に注文を出しているんですか?と聞いたところ、「100%小売店」という答えが返ってきたことです。 こういう動きがヨーロッパでは起きています。 注目すべきは、ジュエリー開発の主体がメーカーでも卸でもなく、小売店だという点です。作り方としてはべつにCAD/CAMである必要はありません。それよりも、ともかく小売店自体が商品作りに邁進していることに注目すべきです。 こういう小売店を、ヨーロッパでは「カスタム・リテイラー」と呼ぶようですが、ここには明確に、今後の日本の宝飾店が目指すべきひとつのモデルが見えてきます。 ジュエリーはたいした設備がなくても作れます。そういう特性を見ていけば、どこにチャンスがあるかはわかってくると思うのですが。 ![]() |
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| 「英国現代ジュエリー展」(3/5) 私自身は、未だこの「伊丹市立工芸センター」へ行ったことがありません。ただ、兵庫県のひとつの市である伊丹市が、意欲的にさまざまな工芸ジャンルの新しい動きを紹介し、かつその1分野であるジュエリーについても、積極的に後押ししている日々の活動に、日頃から敬意を払っています。 その「伊丹市立工芸センター」が、今回はイギリスのコンテンポラリー・ジュエリー作家を取り上げ、総勢39名、60点余の作品を紹介する展覧会を開いています。 イギリス文化に育まれ、しっかりした伝統的技術と新鮮な感覚を併せもつこれらの作品群を見ることは、コンテンポラリージュエリーの新しい魅力と刺激に満ちており、低迷する日本のジュエリーシーンに活をいれてくれるのではないかと期待します。 3/5〜3/30まで開かれ、その後東京・ミキモトにて4/19〜5/5まで開催されます。詳細はコチラ。 ![]() |
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| JJAジュエリーデザインアワード募集要項発表(3/3) 日本ジュエリー協会が主催する“JJAジュエリーデザインアワード2008”の募集要項が発表されました。 日本ジュエリー大賞には100万円が授与されるこのアワードは、日本のジュエリー文化の高揚を目的に、世界に発信できる日本のジュエリーの最高峰を求め、開催されています。 このアワードは、カテゴリーを、装うシュチュエーションによって分類しているところに特徴があり、新人にも大きく門戸を開いています。 第1部門の「パーティーシーン」では、フォーマルな席・ファッショナブルな装いに相応しいジュエリーで、銀以外の貴金属・天然石を使用したもの。 第2部門の「カジュアルシーン」では、カジュアルで普段使いを楽しめ、ビジネスシーンや、フリータイムにも似合うジュエリーで、銀を含む貴金属、天然石を用いた単品もしくはセット。 第3部門の「クラフト&ギフト」ではリングを除くメンズのギフト用小物、自分用の小物類(ピン・ブローチ、タイ・ホルダー、カフスリング、ステーショナリー、テーブルウエアー、キーホルダーなど)、伝統の技術を活かしたジュエリーの工芸品等となっています。 詳細はコチラ。 ![]() |
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| 見事なジュエリー写真(2/25) 「WWD」の2007・秋冬号はジュエリー特集で、その巻頭に素晴らしいジュエリー写真が掲載されています。見事!というしかありません。他の写真はコチラで。 ![]() ![]() |
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| 高騰するプラチナ(2/14) 急激な高騰です。週明けの2/12には田中店頭で7,051円/g(税込)を記録し、地金商、買取商の店頭は終日ごった返しました。当然「売り!」です。 今後一時的なゆれ戻しはあると思われますが「値下がり要因は見つけにくい」とする専門家の見方が大勢を占めています。 プラチナの供給は、右の資料のように、南アからの供給が8割弱を占めており(2007年)、その南アで「豪雨による生産障害」「電力不足で鉱山の操業停止」という情報が駆け巡り、さらにそこへ新たな投資先を探す投資ファンドが買いを入れてきて、一気に上昇してしまいました。 しかし、こういう価格になると、ジュエリーの素材としてはたいへん使いづらくなります。かりにプラチナ900を10gを使ったリングを製作すれば、地金原価だけで7万円弱になってしまい、「値頃感」からは程遠い品物になってしまいます。 一部が、プラチナからパラジュウム・ジュエリーにシフトしていく動きもありますが、消費者のパラジュウムの認知度、信頼性はほとんど出来ていません。 当面は、こちらもジワジワと値上がりを見せている金=ホワイトゴールドを使うことになりますが、製作サイドにとっては頭の痛い日々が続きます。
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| 「HRD賞」入賞作品の展示会(2/9) ベルギー・アントワープで行われている「HRD賞」入賞作品が、下記概要で開かれています。詳細はコチラ。 ![]() |
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| 「週刊文春」がとりあげた「男のダイヤモンド」(2/1) 1月24日発売の「週刊文春」が、終わりの4ページを使って、「男のダイヤモンド」を特集しています。 扉には「キラキラと輝くダイヤモンドに魅せられてしまうのは、女性だけではありません。永遠と成功の象徴であるその石は、男性も夢中にさせる魅力をもっています。身に着ければ、その輝きが乗り移るかもしれません…」と書かれています。 こういう雑誌が、男のダイヤモンドを取り上げてくれることはまことに喜ばしい限りですが、ここ最近いくつかのメディアが好意的にメンズ・ジュエリーをクローズアップしてくれているわりには、いまひとつマーケットに火がつかないのは何故なのでしょうか。 やはり、景気のせいなのでしょうか、ねェ。「泣く子と、景気には勝てない」からなァ。 ![]() |
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| 「通販生活」に紹介された「現代の名工」コレクション(1/21) 「通販生活2008年春号」(最新号)に、見開きで貴金属加工の「現代の名工」3名のコレクションが掲載されています。 取り上げられているのは梶原昭雄氏、入倉康氏、坂元亜郎氏の3名で、各々の名工がもっとも得意とする加工技術、梶原氏が「寄せ物」、入倉氏が「ミル打ちを施した月桂樹」、坂本氏が「粟穂彫り技法」を駆使した品物が掲載されています。 品物には丁寧で的確な解説が付いており、ジュエリーのある程度の経験者ならずとも、買ってみたくなるような魅力的な構成となっています。 「通販生活」という雑誌は、生産者の顔や、作り手のコメントを紹介することで、商品の信頼性や品質の良さをアピールするという手法をよくとっています。今回のそれも、こうしたやり方の延長に位置するものなのでしょうが、ジュエリーの加工職人がこういう形で取り上げられることは、まことにうれしい限りです。 通販の雑誌で、こうした貴金属名工のコレクションが紹介されるのは初めてではないかと思いますが、「現代の名工」でなくとも素晴らしい技量をもった貴金属加工職人はまだいっぱいいます。そうした人も、これからはもっと取り上げていって欲しいものです。 ![]() |
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