| おまかせ!ジュエリークリニック | |
顧客の要望を聞くことの重要性 |
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| 顧客の声に耳を傾けることの重要性がますます強くなっている。マーケットが成熟し、飽和化したとき、これまでの作り手(売り手)→買い手という流れから、買い手→作り手(売り手)という流れに変わっていくからである。マーケティング用語では「プロダクト・アウトからマーケット・インへ」と言ったりするが、要はマーケットの主役がメーカーを中心とする売り手から、買い手である消費者、顧客に移るということである。 ジュエリーも例外ではない。まず顧客ありきであり、商品ありきではない。そのとき、オーダー、リフォーム対応は、マーケットの主役である消費者、顧客の要望を聞く方法として最上のものである。そういう良い方法があるのに、なぜ宝飾店のなかに、これを実施しようとしないところがあるのだろう。不思議としか言いようがない。 自店のオリジナル・コレクションを作り、育てていく場合に、オーダー、リフォームに日常的に対応しながら、少しづつ充実化していくのがもっとも間違いのない方法である。芸術作品ではなく、あくまで商品として販売することを前提としているのだから、顧客がどういうジュエリーを欲しがっているかを、たえずチェックすることは当然の仕事である。雑誌やさまざまな情報からもそういうチェックは出来るが、オーダー、リフォームをとおして直接顧客と向かい合い、石、デザイン、加工の細かい部分まで踏み込んで要望を聞けることは、何にも替え難い生きた情報となる。 顧客は十人十色だから、そこで集まった情報は一見バラバラに見えるものかもしれない。しかしもしそうであっても、そういう濾紙を通して作られたオリジナル・コレクションであれば、どこのメーカー、卸が開発した商品よりも説得力があるものになるだろう。そしてそういう商品であれば、売れ残ることは絶対にない。 カスタム・ジュエリーというのは注文対応のジュエリーということだが、もっと突っ込んで言えば、顧客主体のジュエリーという意味でもある。カスタマーとは顧客の謂であり、カスタマーの意向を出発点として提供するジュエリーの総称をカスタム・ジュエリーという。 カスタム・ジュエラーとはそれを提供するジュエラーのことである。二十一世紀は、このカスタム・ジュエラーがマーケットの主役になる。そうならなければ、ジュエリー・マーケット自体が、多数の顧客から見放されてしまうことになるのである。オーダー、リフォーム&オリジナルをとおして、一刻も早くカスタム・ジュエラーになることが重要である。 |