| おまかせ!ジュエリークリニック | |
100のカスタム・ジュエラーには100の顔 |
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| カスタム・ジュエラーには最終的に定型のパターンというものはない。商品、その見せ方、店の作り方、顧客対応すべてにわたって、その店各々の方法、やり方というものがある。こうしなければいけないとか、共通する方法はないのである。専門店の個性や差別化が生まれるのはここからであり、百のカスタム・ジュエラーには百の個性、表情が備わるのである。 もちろんカスタム・ジュエラーに脱皮出来るまでには、共通するノウハウが多数ある。しかし最終的にはみな違った顔になるのである。それこそがカスタム・ジュエラーであり、逆にカスタム・ジュエラーは、そうでなければならない。 少し大きいショッピング・センターが出来あがると、その中に二〜三店の宝飾店が出店することが多い。バブル期には五〜六店の宝飾店が軒を連ねることも珍しくなかった。そのときよく言われ、しかしいまも言われていることは「看板を変えたらどこの店かわからない」ということである。商品、店の作り、従業員どれをとっても似たような印象で、個性や差別化とは程遠い。 しかし何故これらの店は、あきもせずこういう店作りをしているのだろうか。みんなが伸びているのならわかる。そうではないのに、何故こうも同じことを繰り返しているのだろう。担当者に言わせれば「いや、少しづつ変えている」と言うのだろう。しかし、そんなものはパッと見た分にはまったくわからないのである。これらの店は、結局は値段で勝負するしかなく、すぐに互いの利益を削る消耗戦を繰り返すことになる。こういう宝飾店に未来があるはずがない。 これらの店は徹底した「自己批判」が出来ないのであろう。日本全国にそういうことがあるのかもしれない。根がサラリーマン的な考えだと、自己責任を問われることから逃げようとする。これまでやってきたことを「間違っていた」と結論付けられないのである。こういう精神からは、厳しい時代を乗り越える新しい戦略と行動は生まれてこない。時代が激変しているのだから、激変に対応できない人・企業は淘汰されるしかない。 どこにもない商品を並べ、その商品についての説明を素材、デザイン、加工の知識・経験をベースに感動的に話し、心地よい買物が出来る時間と空間を提供する、そういう宝飾店に脱皮しなければならない。そういう店になれなければ、これからは生き残っていけないのである。 なにも難しいことではない。自分の能力を徹底して鍛え、カスタム・ジュエラーになることである。 |