| おまかせ!ジュエリークリニック | |
在庫リスクを低減する正しい方法 |
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| ジュエリー・ビジネスを他のビジネスと比較したとき、際立った特徴は「商品単価が高い」ことと「商品回転が遅い」ことだ。高度成長期からバブル期にかけて安いピアス等が出現し、低価格帯商品も増えてはいるが、それでも安くて千円という価格であり、他の消費財に比べたら比較にならない高単価商品である。 また、回転率をとっても、他業種商品に比べてその遅さは際立っている(左表)。 したがって、他業界の人から見れば、ジュエリー・ビジネスというのは、「極めてリスキーな商品を扱うビジネス」ということになり、在庫管理の技術がたいへん重要なテーマとして認識される。在庫管理技術を駆使して商品効率を上げていかなければ、容易に在庫倒れに直面する危険性があると考えられるからである。 バブル崩壊後、ジュエリー・ビジネスのリスクはさらに大きくなっている。商品の売れ足が急速に悪化しており、商品回転率は「売上上代÷在庫下代」で2回転以下という店が増えている。しかも、これからの景気動向にもよるが、今後もあまり改善はされないだろうというのが大方の見方である。 ではどうすれば良いのか。 商品在庫の効率化をアップさせる、取引場面では「委託取引」の強化をお願いするといったことが重要になるが、最近は卸会社自体がバブル崩壊後軒並み体力を減退させており、良い商品を委託で卸してくれるところは殆どなくなっている。それでも、交渉を積み重ねながら、買取だけではない在庫の持ち方を、自店なりに努力し続けなければならない。しかし、委託に頼るだけではとうてい改善できないほど事態は深刻さを増している。 そこで注目されるのが、在庫を持たないで、お客の注文によってジュエリーを提供していくオーダー、リフォームという方法なのである。オーダー、リフォームでは注文を受けた段階からビジネスがスタートするわけだから、在庫は発生しない。店頭には最低の在庫をディスプレイするだけで、顧客の注文に合わせて商品を作り、時には既製品から探してくるわけだから、売れない在庫は生まれない。 ジュエリー先進国のヨーロッパのほとんどの宝石店が、オーダー、リフォームに対応している。理由は簡単で、ビジネスとしてのリスクを低減しようとすれば、在庫圧縮をはかることが最重要テーマとなり、これを実現するもっとも正しい方法がオーダー、リフォームだからである。 |